【前編】 国際ローミング、お高くありませんか?現地のSIMカードをお得に使いましょう!〜中国版〜

こんなにかかる?国際ローミングの通信費用

中国においては、日本で契約したSIMカードのまま、国際ローミングサービスを使うことにより、電話の発着信・データ通信を行うことができます。

しかし、各社とも通信料は決して安いとは言えません。

NTTドコモ、ソフトバンク、au3社の国際ローミングプランを利用すると、

中国国内から中国国内へ発信は75円/分(auのみ70円/分)、日本へ発信は各社175円/分、着信145円/分かかります。

パケット通信においても、パケ放題プランを使った場合、

約24.4MB(ソフトバンクのみ約25MB)まで1,980円/日(当日0時から23時59分までの利用料金)、それを超えると2,980円/日です。

1回限りの中国訪問ならともかく、中国で長期滞在であったり、定期的に日本と中国を行き来する方であれば、中国のSIMカードを購入したほうが圧倒的に経済的です。

通話料金は中国国内であれば0.3元(約4.9円)/分以下が通常です。日本へ直接国際電話をかけた場合は、6秒あたり1元(約16.3円)ほどかかりますが、それでも日本のSIMカードの国際ローミングよりは安いですし、IP電話サービスや通話アプリを使えば、格段に通信費が抑えることができます。

中国の携帯番号は、無記名式プリペイドカードであれば、使わなくても最長720日は自分の携帯番号が維持できます。

(記名式プリペイドカードは、契約解除を申請するまで使用が可能ですが、残高がなくなると、通信できなくなりますのでチャージが必要です)

中国では、一部の例外契約を除いて、SIMカードと携帯端末はセットではなく、別々に準備する必要がありますので、注意してください。

中国でのSIMカード購入方法をマスターしよう!

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中国でSIMカードを購入する方法としては、

  • 街角の民間携帯販売店・屋台で買う
  • 各携帯キャリアの正規営業所で買う
  • インターネットで買う

の3つが主に挙げられます。

街角の民間携帯販売店・屋台で買う

中国の街の中では、いくらでもSIMカードが売っています。

本来であれば、空港に着いた時に買ってから街へ出るのがベストなのかもしれませんが、SIMカード販売サービスがない空港もあり、また携帯端末(本体)まで買うとなると更に難しくなるので、街に出てから買うのが無難でしょう。

中国の携帯電話番号は、13x,15x,18xで始まる11桁ですので、そのような数字を書いた紙を張り出している店舗であればSIMカードを買うことができます。

china_mobile_sim

しかし、中国の携帯キャリアが3社あるのに、どこのキャリア番号なのかも分からずに買うことは危険です。また、使う目的によって選ぶべきキャリアが変わってくることからも、基礎知識として覚えておきましょう。

  2G 3G/4G
中国移動通信 134 / 135 / 136 / 137 / 138 / 139 / 150 / 151 / 152 /157 / 158 / 159 182 /183 / 187 / 188147(パケットデータカード用)
中国聯通 130 / 131 / 132 / 155 / 156 185 / 186145(パケットデータカード用)
中国電信 133153 180 / 189 / 177

※2G契約番号でも、プラン変更することにより、携帯番号を変えずに3G/4Gを使うことが可能です。また今後はMVNOの170から始まる携帯番号も登場します。

もし、全くデータ通信をせずに、電話とショートメールしかするつもりがないのであれば、GSM形式で間に合うため、どのメーカーを選んでも問題無いと思います。

しかし、パケット通信もそれなりに使うならば、現時点では中国聯通を選ぶのが望ましいです。

2014年時点で中国は3Gデータ通信がまだ主流です。

2015年以降、4G LTEが本格化してきた場合はまた携帯キャリア選びが難しくなりますが、3Gが主流の現状では聯通がベストです。

聯通の3G通信形式はW-CDMAで、日本ではNTTドコモとソフトバンクが対応しています。

そのため、SIMフリーのスマートフォンであれば、日本に帰国した場合でも両社もしくは、両社の3G回線を利用しているMVNOのSIMカードに差し替えればそのまま利用できるので、日本用と中国用に端末を分ける手間が省けます。

SIMカードの販売価格は基本的に50元(約815円)からで、末尾3桁が同じ数字であるなど切りのいい番号になると桁が1つまたは2つ上がる可能性がありますが、特別なこだわりがなければ100元(約1,630円)以下でおおむね買うことができます。

販売価格の全部または一部に月々の基本料が含まれていますので、カードの販売価格以外に余計なお金を払う必要はありません。

SIMカードを買った時点でお店の人がアクティベーション(開通手続き)はしてくれるので、買ったSIMカードを切り抜いて端末に挿せばそのまま使うことができます。

自力でSIMカードを買うために、基本的な言葉を覚えましょう。筆談で書いて見せるのもいいかもしれません。

  ピンイン 発音 意味
我要买手机卡 Wǒ Yào Mǎi shǒujī kǎ ウォー ヤオ マイ ショウジー カー 携帯カードを買いたいです
~块钱 kuài qián ~ クァイ チィエン ~(人民)元
五十 wǔ shí ウー シィ 50
一百 yī bǎi イー バイ 100
两百(二百) liáng bǎi(èr bǎi) リィヤン バイ(アー バイ) 200
guì グイ (値段が)高い
能不能便宜点儿? néng bù néng pián yi diǎr ノン ブー ノン ピィエン イー ディアー もう少し安くなりませんか?

他にも覚えるべき言葉があるのかもしれませんが、身振り手振りと上の言葉をうまく組み合わせましょう。

各携帯キャリアの正規営業所で買う

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中国では、2010年9月1日から「携帯電話実名制」が採用されており、SIMカードを購入する場合に身分証を提示することが必須となっています。

その為日本人がSIMカードを買う場合は概ねパスポートを提示することになりますが、街角で買う場合にタチの悪い店舗に当たると、パスポートの紛失・盗難・悪用に遭うことがないとは言えません。

そのようなリスクを回避したいのであれば、携帯キャリアの正規営業所に出向いて契約することがより確実と言えるでしょう。

契約電話のプラン・オプションがはっきりしていますので、街角で買うよりは安全です。

また、大きな営業所では携帯電話も売っているため、端末も一緒に買いたい方にはオススメできます。

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ただし、もろもろの交渉に中国語力が必要となるので、中国語が分かる人を連れて行くことが望ましいです。

続く後編では、「インターネットで購入する」ための流れをお伝え致します!
→『【後編】 国際ローミング、お高くありませんか?現地のSIMカードをお得に使いましょう!〜中国版〜

この記事を書いた人

増山智明

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。これから妻と2歳の双子の男の子を抱えてどうする??仕事依頼お待ちしています!

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