日本・中国どちらでも使える!おすすめスマートフォン

 

  • 日本で使っているスマートフォンを中国でも使いたい!
  • 中国用に新しくスマートフォンを用意するのが面倒…
  • 中国で使っていたスマートフォンを日本でも使えたらいいな(中国に長期滞在している方)

と思う方は少なくないと思います。

中国のスマートフォンは特殊な契約等がなければ基本的にはSIMフリーですが、日本においても2015年度にはSIMロック解除が義務化されることが確定し、2014年5月よりアメリカにおいてSIMロック解除が義務化された流れから考えても、将来的にはSIMカードを差し替えるだけで、海外へ行っても同じ端末で使えるようになることは間違いありません。

そういった流れを踏まえて、このコラムではまず日本と中国の2ヶ国に限定でどちらの国でも使えるおすすめの4G LTE対応スマートフォンを紹介していきます。

日中携帯キャリアの周波数帯を知っておこう!

Bleu wifi

まず、おすすめを紹介する前に抑えておかなければいけないことは、日中の携帯電話キャリアの周波数帯です。

現状、特に日本の携帯電話キャリアでは各キャリアに特化したスマートフォンを販売していることが多いので、周波数帯が合わずに中国へ持ち出しても使えないという憂き目に遭うかもしれません。

そうならないためにも、各社の周波数帯の把握は重要というわけです。

日中主要携帯キャリア周波数帯一覧

 バンド 周波数帯 上りMHz 下りMHz 通信形式 採用携帯キャリア
1 2.1GHz 1920~1980 2110~2170 FDD NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI/沖縄セルラー電話、中国聯通/中国電信(サービス開始時期未定)
3 1.8GHz 1710~1785 1805~1880

NTTドコモ(東名阪の一部)、イーモバイル(ワイモバイル)、中国聯通/中国電信(2014年末以降?)

11 1.5GHz 1427.9~1447.9 1475.9~1495.9 KDDI/沖縄セルラー電話
18 800MHz 815~830 860~875 KDDI/沖縄セルラー電話
19 800MHz 830~845 875~890 NTTドコモ
21 1.5GHz 1447.9~1462.9 1495.9~1510.9

NTTドコモ

28 700MHz 703~748 758~803

NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話、イーモバイル(ワイモバイル)※それぞれ2015年4月以降

38/41 2.6GHz 2496~2690 TD ソフトバンク、イーモバイル(ワイモバイル)、UQコミュニケーションズ(Wimax2+)、中国移動通信、中国聯通、中国電信
39 1.9GHz 1880~1920 中国移動通信
40 2.3GHz 2300~2400 中国移動通信、中国聯通、中国電信

この表を単純に見ると、Band1に対応するスマートフォンであれば日本の3大携帯電話キャリアを含め、中国聯通・中国電信と幅広く対応しているため、一見良さそうに見えます。

しかしながら、このコラムを執筆した時点(2014年7月)では中国側のBand1帯域の配分が未定となっており不安は否めません。

この配分問題は今年2014年一杯までには解決して、Band3同様2015年以降には利用可能となる見込みですが、SIMPRICE編集部としては

  • 2014年に限ればTD-LTEに対応しているスマートフォン
  • 2015年以降を考慮するならBand1,3対応のスマートフォン

をオススメできればと考えています。

TD-LTE/Band1,3の条件を満たすスマートフォンは?

iphone5S/5C

 

iphone5s

 

ズバリ!「iphone5S/5C」がまず1つ目の要件を満たすスマートフォンになります。

なーんだ、そうなのか!そんな簡単なことだったのか!と思った方…手放しで喜んでしまってはいけません

なぜなら、中国で使うには条件があり、日本のドコモ/ソフトバンク/auに特化しているiphoneでは利用できないためです。

中国で使うことを前提とするのであれば、SIMフリー版iPhone(香港版)が必要となります。

具体的には、iPhone5SではA1530モデル、5Cでは1529モデルの香港版が中国でも利用できます。これらモデルでは、

    • FDD-LTE(Band1,2,3,5,7,8,20)
    • TD-LTE(Band38/41,39,40)

 

が利用可能です。

なお中国において利用する場合は中国移動通信と契約する必要があります。

また、日本においてはソフトバンクまたはドコモ系MVNOのみ利用できます。

※ソフトバンクは4G LTE含め利用可、ドコモ系MVNOは通話+3Gまで利用可、ドコモ・auは利用不可

au2014夏モデル Wimax2+対応スマートフォン

 

au2014summerwimax2

 

auが発売している2014夏モデルの一部ではauの800MHz帯(Band19)と2100MHz帯(Band1)を同時に使うキャリアアグリゲーション(CA)による受信最高150Mbpsのサービスをすると同時に、UQコミュニケーションズが提供する受信最高110Mbpsの「Wimax2+」を使うことができます。

対応スマートフォンは次の5種です。

Wimax2+に対応しているということは、中国のTD-LTE Band38/41を使えるので、理論上は利用可能です。2015年以降はFDD-LTE Band1が対応です。

ただし注意としてauはセキュリティの関係上、異なるSIMカード(ICカード)を自由に差し替えて使えないように「ロッククリア」がかかっていることがあります。ロッククリアを解除する為にはICカード・端末・本人確認書類、更に手数料2,160円を持ってauショップで手続きしなくてはいけませんので注意が必要です。

auショップ以外の「白ロム」販売店で購入する場合はロッククリアの有無を必ず確認してください。

OPPO Find 7

 

Oppo-Find-7

 

中国で大人気のOPPOのフラッグシップモデルです。

Android 4.3ベースのColor OS 1.2、Snapdragon 801 MSM8974 2.5GHzクアッドコアプロセッサ、3GB RAMメモリ、32GB ROMストレージ(Micro SDXC 128GBまで拡張対応)、1,300万画素のリアカメラ(Sony IMX214 CMOS、6層のF2.0レンズ搭載)・500万画素のフロントカメラ(F2.0レンズ)を搭載、バッテリー容量は3,000mAhで、わずか30分で75%充電可能な急速充電ができます。

FDD-LTE Band1/3/7/20、TD-LTE Band40に対応しています。

販売価格は3,498人民元(約57,000円)です。

Huawei Ascend P7

 

Huawei-Ascend-P7

 

中国第3位のスマートフォンシェアを誇り、日本でもお馴染みのファーウェイのフラッグシップモデルです。

OSはAndroid 4.4(KitKat)で、同社独自UIの「Emotion UI」の新バージョン「Emotion UI 2.3」を搭載、1,300万画素のSony製裏面照射型CMOSと5層構造のF2.0レンズ搭載のリアカメラ、フルHD動画の撮影も可能な800万画素搭載フロントカメラ、バッテリー容量は2,500mAh、日本語環境搭載済で、欧州モデル(P7-L10)ではドコモのspモードが使えます。

FDD-LTE Band1/3/7/8/20、TD-LTE Band38/39/40/41に対応しています。

販売価格は449ユーロ(約62,000円)です。

今後、日本でも5万円前後で発売されるという噂もありますが、その場合は対応周波数帯が異なる可能性があるので注意が必要です。

ここまで、おすすめを紹介してきました。auを除けばSIMフリーのスマートフォンがまず基本となり、更に対応周波数帯を見極める必要があります。

別コラムの各社料金プランと合わせて、ご自身に最適なスマートフォンは何があるのか是非探してみていただければと思います。

※お断り 海外版の製品は総務省の技術基準適合証明(技適)を受けていません。本コラムはそれらの通信機器利用を促進する目的ではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国で定める法律に反し利用することで、何らかの損害があった場合においても、著者並びにSIMPRICE編集部(運営元:株式会社ノイズ)は一切責任を負いません。

この記事を書いた人

増山智明

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。これから妻と2歳の双子の男の子を抱えてどうする??仕事依頼お待ちしています!

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