中国では普通に存在するスマートフォンの裏ワザ改造屋

日本ではスマートフォンを改造するということは、一部マニアだけがすることと思うかもしれません。

しかしながら、中国では街中でスマートフォンの各種改造をしてくれるという現象は決して珍しくありませんし、10数年前から存在し続けています。

人それぞれ得意・不得意分野は異なりますが、中国の街で特徴的な場所を歩くと”お望みの改造”をしてくれるところが見つかるかもしれませんよ。

目指せ?!電子城(ディエンズーチャン)

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手っ取り早く探すのであれば、電子城(ディエンズーチャン)と称する建物を探してみてください。

電子城はパソコン・パソコン部品・電子辞書・コピー機・オーディオ部品など幅広い電子機器、そしてスマートフォン・携帯電話の新品・中古を販売しているテナントが集まる建物です。

建物の中はだいたいこんな感じです。

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 このような風景の中で、スマートフォンの改造屋を探す時、下のような雰囲気の店を探してみてください。

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いっぱい中国語が書いてあって、分かりにくいかもしれませんが大丈夫です!

スマートフォンの改造に必要な言葉を覚えるだけで、改造したくなったらすぐできますよ!

  ピンイン 発音 意味
手机 shǒu jī ショウ ジー 携帯電話
维修 wéi xiū ウェイ シウ 修理・メンテナンス
安卓 ān zhuó アン ジュオ Android
苹果(iPhone) píng guǒ ピン グオ(アイフォン) アップル(アイフォン)
解锁 jiě suó ジェ スゥオ SIMロック解除、ブートローダーアンロック
刷机 shuā jī シュア ジー AndroidのROOT化(管理者権限/スーパーユーザー取得)した上でROMの書き換え
越狱 yuè yù ユエ ユー iOSの脱獄(管理者権限/Jailbreak取得)
升级 shēng jí シェン ジー アップグレード
贴膜 tiē mó ティエ モー 保護フィルム貼り

こういった改造屋は完全に壊れてしまってどうにもならないスマートフォンですら直してしまう場合があり、メーカー公式修理で断られるような修理でも対応してくれます。

筆者も中国でいわゆる「刷機」を頼んだことがあります。

持っているスマートフォンはauから出ているHTC J Butterfly HTL21というAndroid機種ですが、中国3GのW-CDMA形式でそのまま利用できないため、中国・台湾仕様のOSに書き換えをした上で中国国内で通信できるように改造してもらったことがあります。

W-CDMA仕様に改造することにより、中国では中国聯通、日本ではNTTドコモ・ソフトバンクの3G回線を利用できるようになります。

当然、このような改造を行なった場合、元々の携帯電話メーカー・キャリアの無償保証などが受けられなくなるので、自己責任で行う必要があります

これらの費用は項目によってまちまちなので、いろんな業者と値段交渉しながら粘り強くやることが望ましいでしょう。

それでは、これらの改造屋を使う時に注意しなければいけない点を述べます。

修理その場で!一瞬でも目を離すなかれ

警備員

現地の中国人に聞くと、業者に端末を預けてその場を離れることを嫌う傾向があります。

なぜかと言いますと、一部の悪質業者では預けている間に部品を粗悪品にすり替え、正常に動く部品を抜き出し、部品を売り払ってしまうということが多々あります。

彼らはいい意味でも悪い意味でも修理の「プロフェッショナル」なので、よほど機械に詳しい人間でないと分からないようにすり替えをしてしまいます。

スマートフォンの端末内部には各種保証シールが貼られていますが、彼らはそれらを辛抱強く・繊細に・注意深く・器用に剥がしてすり替えてしまうのです。

逆に言えば、彼らはそれくらい器用に修理する技術があるから、何でも対応できるのでしょうが…。

よって、修理は必ずその場でやってもらい、修理に時間がかかるので預けてくれという業者は回避するようにしましょう。

また、作業状況はだいたい客から見えるところでやってくれるはずなので、その工程から一瞬たりとも目を離さずに怪しい動きをしていないか監視しましょう。

最後に、修理やアップデート等完了後は要求通りの動きをするか必ず確認しましょう。

(業者によって再修理を無料でしてくれる場合もありますが、すり替えなどされた場合は高額を請求される場合もあります)

修理等は専門の業者に直接頼もう!

電子城内の業者でも修理に対応しているところと、そうでないところに分かれます。

修理ができるような看板を出していながらも、実際は自分で修理せず仲間に回して修理させるということがあります。

いわゆる「一次請け、二次受け」というような関係でしょうか。

当然、誰に回すということは、修理等の費用が元より少し上がり、元の修理費用との差額を二次受けは持っていくのですから、頼む側からすれば損でしかありません。

どうやって見極めるかというのはそれほど難しくありません。修理台と簡単な受付台しかないようなところがいわゆる「一次請け」です。二次受けは携帯電話その他を買うことが本業なので、修理する環境がありません。

このように、中国でスマートフォンを改造して、思うように使うようにするには簡単な道のりではないかもしれません。

でも、日本ではとてもやってくれない、専門知識が必要なことでも中国では平気でやってくれる人がたくさんいるのです。信頼できる業者を探すのは簡単ではないかもしれませんが、もし周りに中国人がいたら、どこが信頼できるところなのかリサーチしてみるといいでしょう。

中国人は口コミ社会ですので、あの店はいい、そこの店は悪いという情報が会話の中で日常的に飛び交っています。

理想の改造屋を探し当てる為に、このコラムを参考にしてみてください。

この記事を書いた人

増山智明

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。これから妻と2歳の双子の男の子を抱えてどうする??仕事依頼お待ちしています!

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