中国未発売の「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」は噂通り中国で高値取引されていた!

ちょっとした用事がありまして、現在中国・大連に滞在中です。

たまたま、このタイミングで世界的には2014年9月19日に発売された「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の話題で盛り上がっています。

中国大陸では、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」が19日に発売されず、いつ発売になるのかはまだ分からない状況でありながら、「iPhone 6」関連の話題で意外と盛り上がっているように感じました。

現地で見たこと、店舗の人たちと中国語で会話した内容をもとに、どれくらい盛り上がっているのか、ホットな姿を紹介します。

中国の街の携帯販売店に突撃する!

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大連の地元人や国内外の観光客が多く集まる大連駅近くの「勝利広場」、そして勝利広場から約3km西側の「オリンピック電子城」へ向かったのは、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の第1弾発売から3日目の2014年9月21日日曜日。

「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の販売実態を確かめるべく、それぞれ携帯電話を販売している一角へ向かいます。

向かう途中で、今回の「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」発売を機会に、中国で人気があった「iPhone 4S」や「iPhone 5S」といった旧型の投げ売り?が始まっているのを見かけました。

(iPhone 5は中国では不評であまり売れず、存在感はありません)

中には一部大型家電量販店で「iPhone 5S」が市場価格の半額以下の1,999元(約35,000円)で未使用品(中国版・SIMフリー)が売られていました。

最近の中国で販売されているAndroid OSベースのスマートフォンの売れ筋が2,000~2,500元くらいが多いので、端末価格が高すぎず、一定以上のスペックを求める層を意識した価格設定をしているのかもしれません。

実際に「iPhone 6ある?」と聞いてみた!

いよいよ、勝利広場、オリンピック電子城で「iPhone 6」を取り扱っているか突撃するべく現場に到着しました。

合言葉は、

  • iPhone 6(アイフォン・リュー、リューは中国語で「6」)
  • 苹果 6(ピングオ・リュー、苹果は中国語で「りんご=アップル」)

このどちらを使っても、中国人には「iPhone 6」であるということが理解できるはずです。

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中国では一部を除いて、ある機種に特化した店舗はそう多くなく、サムスン(三星)・シャオミ(小米)・HTC等々のメーカーのスマートフォンとともに、iPhoneやiPadなどを扱っている形態が殆どです。

「iPhone」と書かれているショーケースを見回しますが、iPhone 5Sや5Cなど以前のモデルばかりが目立ち、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」などの現物らしきものが見当たりません。

正直、大連は中国の最新のガジェットが集まる場所ではなく、そういった最新ガジェットの集積地である香港や深センから2000km以上離れているので、まだ端末の存在がないのではないかとも考えましたが、(冷やかし目的で)「苹果6ある?」と聞いてみました。

実際、声をかけた10数店舗で1つの例外もなく、「あるよ」という答えが返ってきました。

あくまで冷やかしなので実物見せてとは言いませんでしたが(一般に実物をみた場合は、買う気があると判断される)、恐らくそれぞれ倉庫に数台隠し持っているのでしょう。

気になる販売価格は?

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現在、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」のカラーバリエーションはスペースグレイ・シルバー・ゴールドの3色ですが、現時点で取り扱っているのは「ゴールド」1色のみ。

ゴールドというカラーは中国人が紅色と並んで大好きな色。

ゴールドをたくさん身につけることは、中国人にとって富を誇示する証、成金のシンボルと言えます。

「iPhone 4S」成功しながらも、「iPhone 5」では大コケした中国で、「iPhone 5S」となって売り上げを巻き返すことに成功した最大の要因は端末の性能よりも、新しくゴールドカラーを投入したからと言っても言い過ぎではありません。

実際、いくらで売っているの?と聞いたところ、iPhone 6 16GBモデルで、いちばん安かった店で8,600元(約152,000円)で、主流は9,000~9,500元(約159,000~168,000円)、中には1万元(約177,000円)を超える値段を提示した店もありました。

これはあくまでいちばん安いモデルのiPhone 6 16GBの話。更に上位モデルになると、日本円で20万以上で取引されていることが容易に想像できます。

これらは「香港版」の価格。

(大連では香港版と同モデルの日本版やアメリカ版はまだ流通していなかった)

iPhone 6 16GB香港版を仕入れた場合の原価は、人民元建てで約4,400元。つまり原価の2倍以上で販売しているという実態が明らかになりました。

「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」をどこの店でも扱っているということは、それぞれ各店と懇意にしている上客がいて、それらの客の求めで世界各地で仕入れてきて、香港・深セン経由で中国各地へ大量に流れるというルートが完全にできているということでしょう。

今後も中国版が発売されるまで、「少ないタマ」を争奪する激しい争い、そして激しい値段釣り上げ合戦が続きそうです。

この記事を書いた人

増山智明

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。これから妻と2歳の双子の男の子を抱えてどうする??仕事依頼お待ちしています!

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