中国スマホ業界ではシャオミ(Xiaomi)への注目が落ちている!業界は「戦国時代」に突入している!

中国スマホ業界ではシャオミ(Xiaomi)への注目が落ちている!業界は「戦国時代」に突入している!

今、中国ではシャオミ(Xiaomi)の勢いが凄いと聞くが?

ここ最近の日本のITニュースを見ていますと、スマートフォン端末において、

  • 中国勢の勢いが止まらない
  • これまで大きな存在を示していた韓国・サムスンが減速している
  • 中国勢の中でも特に盛り上がっているのはシャオミ(Xiaomi)

というようなキーワードのニュース・コラムを見る機会が増えたように感じます。

「ところで、シャオミという会社ってなんなの?」と疑問に思った方は、こちらを参考にして頂くとして、シャオミの何が凄いのか。

mi4

高性能・高品質であるにも関わらず、比較的端末販売価格が安い

ということが挙げられます。

例えば、シャオミが2014年7月に発表したフラッグシップモデル「Mi4」は、16GBモデルで1,999人民元(約36,000円)。

フルHD(1920×1080ドット)5インチディスプレイ・2.5GHzクアッドコアプロセッサ(Snapdragon 801)・メモリは3GB・1300万画素の背面カメラといったスペックを考えると、かなり安い部類に入ります。

シャオミの勢いは、中国国内だけに留まらず、中国に次ぐ世界2番目の巨大モバイル市場と言われているインドにも今年7月に進出して、既に50万台以上のスマートフォンを販売したそうです。

このように中国勢の勢いがどうやら凄いみたいで、それを牽引しているのがシャオミ(小米)で、一部では「中国のアップル」と言われているシャオミ。

確かに、シャオミは中国のスマートフォン業界において、既成の概念を崩壊させ新しいビジネスモデルを確立した「中国のアップル」のような存在かもしれません。

そして今後は「中国のサムスン」にもなり得ると思ってしまう人がいるかもしれません。

しかし、シャオミの躍進を支えた中国モバイル市場では、人々の目がシャオミだけに向いているわけではありません。それどころか…。

中国ユーザーの注目がシャオミから外れつつある!

2014csmpgb01

上の図は、2014年9月度の中国モバイル市場におけるメーカー注目度を表すグラフです。

左側円グラフが上位層を表しています。

  • 1位: 華為(Huawei): 24.3%
  • 2位: 魅族(Meizu): 13.5%
  • 3位: 聯想(Lenovo): 11.1%
  • 4位: 酷派(Coolpad): 11.0%
  • 5位: Vivo: 9.6%

シャオミの名前がありません。

其他(その他)から展開した右側第2グループの円グラフにようやく「小米」(シャオミ)の文字が出てきましたが、

  • 6位: OPPO: 6.4%
  • 7位: 中興(ZTE): 5.3%
  • 8位: 小米(Xiaomi): 4.1%

と8番目に沈んでいます。

2014csmpgb02

上の図は、8月度と9月度のランキングの比較ですが、小米(シャオミ)は2ランクダウンしています。

その一方で、魅族(Meizu)というメーカーが8月の7位から2位へと躍進。

注目度も6.3%から13.5%へ大きく上げています。

シャオミの不振はMi4のイノベーション不足?一方魅族は!

中国ユーザーのシャオミへの注目度が落ちている要因は、「Mi4」にあるようです。

確かにMi4はスペックが高い一方で端末価格は安いのですが、一部4G LTE対応が遅れている(現在TD-LTE版をリリースしているが、TDおよびFDD-LTE両対応版は12月以降に発売予定)点と、端末の見た目がアップルの「iPhone 5s」に似ていて、目新しさ・イノベーションが不足しているのが要因なのかもしれません。

次回モデルが「4s」なのか「5」かは分かりませんが、また新たなイノベーションをもたらせば捲土重来の目は十分にあるはずです。

魅族(メイズ)への注目度が大きく伸びている要因は、9月に発表(11月にようやく発売開始されたようですが、供給不足で入手が難しい模様)した「MX4」という新しいフラッグシップモデルの存在です。

mx4

フルHD+(1920×1152ドット)5.36インチディスプレイ・2.5GHzオクタコアプロセッサ(MediaTek MT6595)・メモリは3GB・2070万画素の背面カメラとシャオミの「mi4」を遥かに上回るスペックでありながら、

  • 16GB: 1,799元(約32,000円)
  • 32GB: 1,999元(約36,000円)
  • 64GB: 2,399元(約43,000円)

と「mi4」よりも安い価格で提供しようという点が大きな注目を集めています。

でも、魅族がこのまま伸び続けるのかという保証は全くありません。

今の中国スマートフォン業界は、高性能で安いスマートフォンを造ることの他にも、どれだけ薄いスマートフォンができるか(厚さ4mm台のスマートフォンのほかにも、3mm台を開発中とか…)など「多くのイノベーション」をぶつけ合っている状況で、それ次第で勢力図を一変してしまうかもしれない「戦国時代」の様相を呈しています。

今後の激しい争いから目が離せません。

参考リンク: http://zdc.zol.com.cn/486/4865217_all.html (中国インターネット消費調査研究センターより、中国語)

この記事を書いた人

増山智明

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。これから妻と2歳の双子の男の子を抱えてどうする??仕事依頼お待ちしています!

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