中国のスマートフォンメーカー・小米(シャオミ)、2014年は6112万台のモバイル端末を販売

中国のスマートフォンメーカー・小米(シャオミ)、2014年は6112万台のモバイル端末を販売

昨年3月末に目標値を上方修正も、その値を上回る実績を達成

中国で人気のスマートフォン・メーカーである小米科技(シャオミ/Xiaomi)のCEOである雷軍(レイ・ジュン)氏が2015年1月4日、自身のウェイボーの投稿で、自社の社員全体に向けた新年の挨拶を述べました。

xiaomi2014

その中で、シャオミが昨年2014年・年間のモバイル端末を販売した台数が6112万台(前年比227%増)、更に売上高が743億元(約1兆4374億円、前年比135%増)であることを明らかにしました。

一昨年・2013年全体の販売台数が1870万台で、昨年年初の目標としては4000万台をターゲットとして動いていましたが、第1四半期(1~3月)の段階で1100万台の実績を残したため、ターゲットを5000~6000万台を狙うと上方修正。

しかし、結果としては上方修正目標をも上回る6000万台超えを達成しました。

2014年の総出荷台数は6500万台、台湾の液晶パネルメーカーのリストラ・倒産の煽りで第4四半期の販売は少し足踏み

シャオミが昨年販売した6100万台あまりの数字を各四半期ごとに分けると、

  • 第1四半期: 1100万台
  • 第2四半期: 1500万台
  • 第3四半期: 1800万台
  • 第4四半期: 1700万台

と第4四半期で年間目標は超えられたものの、第3四半期と比べて販売台数を落としてしまいました。

市場調査会社である、IHS iSuppli社中国研究総監である王陽氏がシャオミ・雷氏の投稿を引用した上で投稿した内容によると、

2014年にシャオミが年間総出荷した台数は6500万台、第4四半期実績では1950万台と在庫をダブつかせている状況。

しかし、アップル社のiPhoneシリーズ向けタッチパネルでも知られる台湾の液晶パネルメーカー大手の聯健科技(WinTek)が2014年10月までに社員を大幅にリストラ、更に会社更生手続きを開始した煽りがあったため、400万台の在庫(投稿内には4万台とあるが、後に訂正投稿が出ている)が発生したと分析しています。

早速、2015年第1弾端末を発表。今年、まずは年間1億台のモバイル端末販売をターゲット

2014年第1四半期終了時点で、今年2015年は年間1億台のモバイル端末をターゲットとしているシャオミ。

「目標」の達成に向けて、早くも新しい動きを見せ始めています。

最初の動きが1月4日に発表された「紅米2」(HongMi 2/Red Rice 2)。

hongmi2

これまで、紅米シリーズの販売価格は799元~という設定でしたが、今回は従来より100元安い699元(約13,500円)で1月9日より、テンセントのQQ限定で発売を開始します。

紅米2は、

  • 4.7インチHD(1280×720)IPS液晶ディスプレイ
  • 64bits対応のQualcomm Snapdragon 410(MSM8916)のクアッドコア(4コア)・1.2GHzのCPU
  • OSはAndroid 4.4ベースのMIUI 6

などを備えています。

中国移動版/中国聯通版/中国電信版の3モデルが存在しますが、いずれのモデルにおいてもFDD LTE/TD-LTEのダブルLTE対応(対応Bandはモデルにより異なる)、更に2つのSIMを同時に待ち受けできるデュアルSIM搭載という、日本では現状お目にかかれないであろう魅力的な端末になりそう。

次の動きは、1月15日に北京市で次期フラッグシップデバイスの発表会が行われます。

あくまで噂段階ですが、サファイアガラスを採用した5.7インチ・WQHD(解像度2560×1440)ディスプレイ搭載の新モデルが発表されるのではないかと見られています。

これまで、シャオミが中国市場で成功を収めるがため、端末を原価、またはほぼ原価で販売してきました。

2013年の統計によると、シャオミの営業利益率はわずか1.8%(売上高266億元・利益3億4750万元)だったそうです。

2014年はまだ利益面の統計が出ていないので何とも言えませんが、シャオミ端末の客単価が2014年下半期では1,179元(約22,800円)まで落ち込んでいます。

2013年上半期が1,887元、下半期が1,568元と統計が出ており、格安のスマートフォンやタブレット端末を出し続けた影響で、どれほどの利益をこれまで確保できているところが気になるところです。

今年2015年の年間1億台という「目標」を達成するために、従来の2,000元以下路線を維持するのか、新しいフラッグシップデバイスの発表でこれまで築いてきた中国消費者の信頼を足がかりに高価格端末路線にまで踏み込むのか。

今や、中国のモバイル端末業界は、シャオミだけではなくファーウェイ・レノボ・メイズなど多数のメーカーが乱立して激しい戦いを続けており、シャオミがどういう動きに出るのか。

1月15日の発表会には注目しなければいけないようです。

この記事を書いた人

増山智明

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。これから妻と2歳の双子の男の子を抱えてどうする??仕事依頼お待ちしています!

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