中国移動通信(China Mobile)、昨年12月末のLTE加入者数が9000万人を突破

中国移動通信(China Mobile)、昨年12月末のLTE加入者数が9000万人を突破

昨年3月末で300万人に満たなかったのに、そこから何と30倍増!

2015年1月20日午前、中国最大の携帯電話キャリアである中国移動通信(チャイナ・モバイル)が2014年12月度の運営データを発表。

その中で、4G LTE(TD-LTE形式)加入者は前月から1883.4万人増加の9006.4万人に達し、2014年末の加入者数ターゲットの7000万人はおろか9000万人を突破する結果となりました。

3G(TD-SCDMA形式)加入者は前月から256.6万増で総数2億4575万3000人でした。

中国移動では2013年12月18日から、4G LTE回線の通信サービスを開始。当初は2014年末までに5000万人の加入を見込んでいました。

china_mobile_2014

第1四半期末(3月末)時点でわずか279.3万人に過ぎず、年末で5000万人は夢物語ではないかと多くの人が感じたはずです。

6月末時点でも1394.3万人に過ぎませんでした。しかし、その間に少しずつ点き始めていた火種が一気に吹き出し、下半期は月間1000万人増の勢いで増え続け、5000万人の達成が必至と感じたため、更に7000万人目標とハードルを上げましたが、こちらも11月末であっさりとクリア。

そして何と2014年末で9000万人のハードルまで超えてしまいました。

圧倒的なモバイル需要・低価格でLTEが利用できる・エリアカバーの早さ

中国では、モバイル契約者が2014年時点で8億人以上存在していて、中国移動の4G LTEだけの9000万人という数字は、まだ9分の1以下に過ぎず圧倒的なモバイル需要を考えると、これくらいはどういうことでもないのかもしれません。

そもそも、2014年上半期までの調査でLTEに対する需要は大きく、あとは端末や料金プランが安いことが重要であるとユーザーは考えていました。

(参考: 中国における4G LTEサービス開始から半年。抱える課題と今後の希望を探る

現在、中国移動ではパケット+音声通話を自分のライフスタイルに合わせて組み合わせて、料金プランを構成できる仕組みです。

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月500MB・音声通話50分間という最低プランを組みあわせることでわずか58元(約1,100円)から使うことができます。

電話は殆どかけないけど、パケットはガンガン使うという場合でも月3GB契約(+音声通話50分間)で128元(約2,430円)というように、かつての3Gプランよりも組み合わせ次第でお得に使うことができます。

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モバイル端末の価格バリエーションも広く、安いLTE端末は299元(約5,700円)、人気のシャオミ・RedMi 1S(4G版)は599元(約11,400円)で購入することができるなど、4G LTE利用を圧倒的な安いコストでできるようになったことが爆発的なユーザー数増加に繋がったと言えるでしょう。

そして、ユーザー需要に伴い、エリアカバーが圧倒的なスピードで進んでおり、既に中国国内の殆どの地下鉄や高速鉄道エリアではカバーが終わっていて、その他都市間鉄道のトンネル内においても30Mbps以上の通信速度が出ているところがあり、繋がりやすさが圧倒的な成長に貢献していると言えそうです。

中国工業情報化部は、今年2015年末までに中国移動・中国聯通(China Unicom)・中国電信(China Telecom)の3社合計で4G LTE加入者は2億5000万人に達するだろうと予測しています。

3G時代はあまり通信速度が出ずにストレスを溜めることが多かった中国のモバイルユーザーたちはよりよい通信環境・料金環境が構築されることで、どんどんと4G LTEへ移行していくことでしょう。

今、世界一元気なモバイル市場の中国。今年は更に世界をリードする存在になっていくはずです。

この記事を書いた人

増山智明

増山智明

1975年北海道生まれ、2005年に語学を全く勉強せずに、単身中華人民共和国に渡航。 しかし、渡航1ヶ月未満で日本語が分からない中国人女性と出会い、中国語がたどたどしいのに更に5ヶ月後にスピード入籍。度胸があればなんでもできちゃう!? 中国では外資系ウェブ関連企業にて勤務していたが退職して、2014年5月に日本帰国。これから妻と2歳の双子の男の子を抱えてどうする??仕事依頼お待ちしています!

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