総務省、技術基準適合証明未取得モバイル端末を外国人観光客などに限定して解禁か?

総務省、技術基準適合証明未取得モバイル端末を外国人観光客などに限定して解禁か?

1月24日の「IIJmio meeting 6」で総務省関係者が示唆

2015年1月24日、東京都内で「IIJmio meeting 6」というイベントが開催されました。

当日の模様は、USTREAMでライブ中継されました。

そして、その際の発表資料がイベント終了後、IIJエンジニア公式ブログ・てくろぐで公開されています。

イベントでは、

  • 2014年11月から2015年1月までのIIJmioに関するトピック
  • インターネットイニシアティブ・堂前清隆氏による「みおふぉん教室: SIMフリースマホの選び方」
  • 総務省・総合通信基盤局 事業政策課企画官である富岡秀夫氏による「加速するMVNO政策」講演
  • インターネットイニシアティブ・大内宗徳氏による「IIJmioの通話品質について」

というテーマで発表がありました。

まず、スライド3ページ。

総務省の新たなMVNO政策として、

  • SIMロック解除の推進 → 事業者の乗り換えコストを下げ、MVNOが使える端末を豊富に
  • MVNOへのネットワーク開放の更なる促進 → MVNOがMNOからネットワークをより円滑に借りられるように
  • 訪日外国人の国内発行SIMへの差替え円滑化 → MVNOのSIMを利用する機会を拡大

その中の3つ目、訪日外国人の国内発行SIMへの差替え円滑化について抽出します。

この件については、当コラムでも再三取り上げているように徐々にハードルが下がってきている状況です。

スライド21ページにて上げているのが、

  • 訪日外国人が、我が国の通信インフラを低廉かつ一定のセキュリティを確保しつつ利用には、国内発行SIMの利用が有力な選択肢
  • 現状では空港の売店や自動販売機といった場所でのSIM販売が諸外国と比較して限定的
  • 訪日外国人にとって、MVNO等の販売するSIMの障害のひとつは初期設定手順の煩雑さ
  • また、海外から持ち込まれる、我が国の技術基準を満たすことを予め確認していない端末の利用について整理が必要

この中の「海外から持ち込まれる、我が国の技術基準を満たすことを予め確認していない端末の利用について整理が必要」という点については、てくろぐに1月30日付けで追記がされていて、

IIJmio meeting 6「フリートーク」において、「海外から持ち込まれた端末について、法的に問題なく日本国内のSIMで使えるようにしようという方向にある」という趣旨の回答が総務省富岡様からありました

こちらは直前に話題に上った、「訪日観光客などが日本国内に一時的に持ち込む端末」について言及したものと、富岡様よりコメントをお預かりしています

となっています。

まだ、正式な決定ではないですが、総務省が技術基準適合証明未取得モバイル端末を外国人観光客などに限定して解禁する方向で検討が行われていくようです。

その他の課題

2014年は外国人が日本へ訪れた総数がとても増加していて、2015年も更なる増加は必至な情勢。

2020年の東京五輪があるまでは、この流れは止まりそうにないわけですが、

技適問題以外では、やはり訪日外国人観光客がどこまで簡単な方法で、日本で使えるSIMカードが入手できて、購入後もAPN(アクセスポイント名)の初期設定をいかに簡単に済ませることができるかということが今後の課題でしょう。

APNについては、例えば日本で売られている一部スマートフォンであれば、SIMカードを入れただけで自動的に設定を認識してすぐにSIMカードが使えるという仕組みがありますが、そういった技術を世界的にどこまで共通化できるかという点も、今後のMVNO SIMカード市場全体の普及に影響してくるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

SIMPRICE編集部/増山

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株式会社ノイズのメディア事業部内に新設された「フリーSIM比較メディア」を運営する編集部です。 日夜、格安のSIM情報を追っかけています! 現在、コラムまたはニュース情報を寄稿頂けるライターさんを募集しています!(お問い合わせはこちら

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