格安SIMカードは携帯キャリアの販売戦略が生み出した?!

いままでのSIM契約…覚えてますか?

皆さんが3大キャリアから携帯電話やスマートフォンを購入する時の流れ・・・覚えていますか?

一応SIMカードの契約内容を説明されますが、事務的な流れ作業が行われるだけで、SIMカードがどんな働きをする機能を有したカードであるかという説明を受けることは殆どなかったのではないでしょうか?

実はこれ・・・頭のいい人達の戦略にまんまとハマっていますw

なぜなら、元々端末とSIMカードは分離不可能でもなければ、同一のキャリアで購入しなければならないという決まりも無いためです。

法的な決まりは無いけども、キャリア側で他社のSIMカードを使えないようにするSIMロックをかけているので使えないという事実はありますが・・・)。
書くこと

しかしながら、多くの契約者は「端末」と「SIMカード」を同一キャリアで同時に契約しているという事実・・・何故なのでしょうか?

その理由は簡単で、「端末」と「SIMカード」をセット販売することで利益を上げるスキームがある携帯電話キャリアによって一般化されてしまったためです。言い方は悪いですが。。

その結果、他のキャリアでも同様の販売戦略を取るようになり、”SIMカードと端末はあくまでもセット”という縛りが出来上がってしまったというわけです

あなたの通信費のほとんどは○○費を転嫁したものなのカモ?!

Female Mallard decoy

そのため、割賦(分割)で携帯端末を契約した場合には24ヶ月前後での支払になり、(一括精算しない限り)端末を購入したキャリアと同一のキャリアで通信契約を続けることになります。

実は、この期間で”あなたを含めた新規顧客を獲得するためにかかったコスト”・・・いわゆる、広告宣伝費が月々の通信費に転嫁されることになります。

携帯キャリアも営利企業ですので、色々な形でかかったコストの回収をしなければなりません。

ただ、ここで1つ問題があります。

「新規獲得顧客のLTVが短すぎる!そして、競合のユーザー獲得競争が熾烈すぎる!」

ということです。

 

ちなみに、2014年の3月頃にはこんなニュースが流れていました。

国内の携帯電話の契約数はドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの大手3社で1億3000万契約を超えており、飽和状態。その中で大きくシェアを伸ばすには他社から顧客を奪うしかなく、競争が激化していた。

現在、1契約につき5万円を超えるキャッシュバックが行われている実態があり、乗り換えの際に生じる違約金を支払っても利益が出るため、これを目当てに乗り換えを繰り返す利用者が急増しているという。キャッシュバックの原資は継続して利用するユーザーの料金で賄われており、公平性の観点から懸念されているのが実情だ。
出典:『スマホ乗り換えで「キャッシュバック」総務省が規制を検討』/The Huffington Post

つまり、新規顧客獲得にはキャッシュバックなどの”エサ”となる広告宣伝費が莫大にかかるわけですが、その原資は月々の通信費に転嫁される結果になるというわけです。

契約期間の短いユーザーは、定期的にキャリアを乗り換えることで一定のキャッシュバックを得られるわけですが、それを知らないユーザーは「新規獲得のためにかかった費用が上乗せされた通信費」の負担を強いられることになります。

本来であれば、キャリアとの契約が長いユーザーほど優遇されるべきにもかかわらず、転出・転入を繰り返すLTV(Life Time Value)が短いユーザー—- キャリアから見ると顧客ランクの低いユーザー —-のほうが得する結果になってしまっているというわけです。

よりシンプルにより安く・・・

悪いことに、スマートフォンの登場で「LTE通信費(パケット通信費)」が大きく膨れ上がることになったのは多くの人が知るところではないでしょうか。

au_meisai_2014-07-05

上記は、SIMPRICE編集部員のauの携帯電話明細(iPhone)なのですが、

  1. 基本使用料
  2. LTE通信の定額オプション(オプション使用料内)
  3. 通話料/LTEプラン

割引がなければ、3つのコストを足すだけで、あっという間に13,000円近くの金額になってしまいます。

ガラケー時代であれば、通話とメールがメインだったこともあり、5,000円もあれば十分に支払いができていたのを考えると、現在の金額に抵抗感を示すユーザーが多いのは当然のことなのかもしれません。

使いたい機能だけをSIMカードで選ぶ時代

こうしたユーザーサイドの不満と、モバイルデバイス自体の普及率の高さからくる業績自体の閉塞感を打開するために登場してきたのが格安SIMカードというものです。

格安SIMカードは三大キャリア以外の企業が販売しているSIMカードを指し、カード単体でも契約出来る上に端末とセットで購入することも出来ます。

とはいえ、現状の格安SIMカードはdocomoやau(KDDI)の回線を他の企業がレンタルする形で流通させているため、仕様に際しては一般的なキャリアで購入するものと比べて制限が設けられているケースが目立ちます。

ただし、安価なスマートフォン端末の中古を購入すれば使用することができるため、格安SIMカードを利用することで通信費は従来の半分以下に抑えることも可能になっています(平成24年6月時点)。

この記事を書いた人

SIMPRICE編集部/池永

SIMPRICE編集部/池永

株式会社ノイズのメディア事業部内に新設された「フリーSIM比較メディア」を運営する編集部です。
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